性機能障害(ED)の対策 前立腺がんの合併症 

  性機能障害は前立腺がんの治療後の合併症の一つ
       

  

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性機能障害・前立腺がんの合併症対策 

 
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性機能障害は前立腺がんの手術で神経の切除が原因。


性機能障害(ED)は前立腺がんの治療による合併症の1つです。

性的興奮は脊髄を通って勃起中枢に伝わり,さらに陰茎海綿体の神経に届きます。

すると,海綿体の中で「一酸化窒素」が放出され,「サイクリックGMP」という物質が増加することにより,陰茎海綿体の平滑筋が弛緩し,海綿体に流れ込む血液量が増加することで勃起は起こります。

勃起神経は,勃起神経を含む神経と血管の束の中にあり,前立腺に沿って走っているため,一般的な全摘除術の場合,勃起神経も切除してまいます。

そのため海綿体に血液が流入せず,勃起不全を起こすことになります。 


また,放射線療法でも勃起不全は起こります。

外部照射療法は,前立腺だけでなく周囲の臓器や血管にも放射線が照射されるため,神経血管束がダメージを受けるため,勃起不全となります。

しかし,前立腺全摘除術と異なり,勃起機能は弱くはなりますが,維持はできるとされています。

また,放射線療法の中でも,密封小線源療法では,40〜80%の人は男性機能が温存されるといわれています。


一方,ホルモン療法でも勃起不全が起こります。

男性ホルモンを抑制するため性欲が低下し,勃起機能が作用しなくなるためです。

LH‐RHアゴニストや抗アンドロゲン薬を用いている場合,使用を中止すれば勃起機能は回復します。

ただし,両側の精巣摘除術を受けた場合は急激な男性ホルモンの分泌低下となりEDを引き起こす事になります。

ただし,最近では同様の効果を持つ薬剤が開発され,あまりおこなわれてはいません。

その他にもストレスや加齢なども性機能障害の原因となります。



前立腺の全摘術でも神経温存は可能な場合もある


全摘除術でも神経温存術が可能であれば,勃起機能を温存することができます。

勃起神経を含む神経血管束は、前立腺の両側を走り、陰茎海綿体へとつながっています。神経温存術は、この神経血管束を両側または片側残す術式です。

ただし,切除範囲を縮小することになるため,前立腺がんが前立腺の内部にだけ存在しているときは有効ですが,神経血管束の近くに広がっている場合は,がんを取り残すリスクがあるため,神経血管束もあわせて切除する方法が選択されます。


また,勃起神経を残して,確実に術後の勃起機能の回復が可能かどうかは,年齢や術前の勃起能,神経血管束の温存の有無によって左右されます。
 

神経温存術ができないときは,神経移植術という方法もあります。

これは,くるぶしの外側の腓腹神経を使い,勃起神経をの移植するもので、1〜2年程度で神経が再生しますが,年齢が高いと,回復しない場合もあります。

それでも勃起障害が残るときは、バイアグラやシアリスなどのPDE5阻害薬を服用したり,陰圧式勃起補助具などで人工的に勃起状態をつくるなどして機能を高めることもできます。



   
 
 
 
 
 
  
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