ノモグラム・前立腺がんの診断

   
   ノモグラムはデータからがんの状態を予測する算出表   
       
       
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前立腺がんのノモグラムでがんの状態を予測

   
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ノモグラムは,がんの有無,浸潤,転移などを予測できる算出表


ノモグラムとは,いくつかのデータを座標に入力することで,グラフ上から計算式に基づいた数値を得られるという計算図表のことです。

前立腺がんでも,がんの有無や,浸潤や転移の確率をいくつかのデータから予測することが可能な計算図表が作成されています。

前立腺がんでは,病期ABCD分類で,ステージBとC,またTNM分類でT1〜T2とT3の識別は重要で,前立腺がんが被膜内にあるのか,被膜を浸潤しているのか,あるいは精嚢まで進展しているのかよって治療法が異なってきます。

これまでは,直腸内指診やMRIなどの画像診断によって,これらの病期の違いを診断してきました。

しかし,これらによっては正確に診断するということが難しく,それが,的確な治療を選択できないという結果をもたらすということもありました。

たとえば,手術は基本として,被膜内にのみにがんが存在しない限局がんが適応とされています。

それは,前立腺は直腸,膀胱,外尿道括約筋のような重要な器官と接しており,被膜外へ浸潤したがんでは,これらの臓器の機能を失われないように手術することが難しい一方,これらの神経,血管を損傷しないように手術すると,がんを取り残すリスクが高くなってしまうからです。(断端陽性)

医師の診断では,限局がんと言われ,手術をしてみると,T2b(腫瘍が前立腺被膜内で,片葉の2分の1を越えるが両葉には及ばない)と診断されていたものが,実際にはT3a(腫瘍が精のうまで広がっている)であったことがわかり,しかも取り残しがあったというケースはよくあることです。

これまでおこなわれてきた臨床病期診断と前立腺全摘除術の術後の病理学的病期診断の結果を比較すると,一致しないことも多いのです。

事実,前立腺被膜への浸潤やリンパ節への転移などが30〜40%も見のがされており,そのため,がんが再発し,治療成績を低下させていると考えられています。

このような不確実な診断を改善し,より高い確率で浸潤や転移予測をしようとしたノモグラムが,米国のDr.パーティンが開発したパーティン・ノモグラムと呼ばれるものです。

彼は,4000例に及ぶ症例と病期・GS(グリソンスコア)・PSAの3つの指標との関係性を分析しました。

その結果,病期・GS(グリソンスコア)・PSAの3つの指標と,@前立腺内限局率,A被膜浸潤陽性率,B精のう浸潤陽性率,C リンパ節転移陽性率,との関係を導きだす算出表を完成させました。

現在,アメリカでは「改訂パーティン・ノモグラム」と呼ばれる算出表が使用され,上記の@ABCのどれかに該当するかを95%の確率で予測することが可能といわれています。

このように高い確率で予測できるノモグラムですが,米国のデータがそのまま日本人にあてはまるかどうかにはかなり異論もあり,2008年には 日本版ノモグラムが開発されました。

今のところ日本では,まだ普及しているといえませんが,現在,日本独自での研究も進んでおり,今後,データの蓄積により,より高い確率で予測できることが証明されれば,採用されていく可能性は高いでしょう。



前立腺がんの有無を予測する日本独自のノモグラム



これまで,PSA値をもとに行う生検でのがんの発見率は30〜40%程度でした。
がんが無いのに生検を行い,不要な負担を患者にかけてしまったり,逆に,がんが存在するのに見逃してしまうというケースも少なからずありました。

PSA値はがん以外でも異常値となりうることが,この原因の一つでもあります。

東京医科歯科大学では,このようなことを改善しようと独自のノモグラムを開発しました。

多カ所生検を受けた1000例以上の生検データから作成し,このノモグラムでは
年齢(Age)・直腸診所見(DRE)・PSA値・フリーPSA値(fPSA)を入力することで前立腺がんの有無が予測できるというものです。

東京医科歯科大学では,これらのデータを入力するだけで予測できる自動計算プログラムを公開しています。



   
 
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